ただの往復

2002年10月27日
外出が大嫌いな彼は(というより自分の運転する車以外が嫌い)、最初から最後まで機嫌が悪かった…大好きな映画を見るならまだしも、ただの解約手続きなんだから当たり前なんだろうけれど。
外に出るとあたしたちは他人のようだった。手つながない。同じ方向に歩いてるだけ。そんな感じ。
彼は人前で手をつないだりするのを嫌がるのだ。仕方がない。
でもさすがにせつなくなって、帰りの電車、二人並んで座った時、寄りかかってみた。だいじょぶだった。見た目にもカップルに見えたはず(笑)
彼の家に着くと同時にお別れの時間だった。ただ目的地まで往復しただけ。なんだか悔しいので、洗濯物を干してあげて、一緒にご飯を食べて、ちょっとお昼寝をした。彼は打ち合わせの時間に遅れた。「もっと一緒に寝てたい」「いつもごめんな」「引越しの前にもいっかい会う?」そんなことをいっぱい言ってくれたけれど。
彼と会った後、満たされた気持ちになることがない。玄関から出た瞬間、あたしの中はからっぽになったみたいなんだ。いつかこの不安な気持ちは解消されるのかな…

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