そうして、繰り返す

2002年9月16日
会うと、あなたはあたしを抱き寄せ、
髪の匂いをかぎ、
耳に深く息を吹き付ける。
胸のどきどきが、あたたかい。

会った瞬間の不安げな目で、あたしは言葉を失ったので、もうどうでもよかった。
本当はどうでもよくないのだけれど。
でも少し泣いてしまった。
頭をがしがしなでられた。
そばにいるよ、と言われた。
うそつき、と言いたかった。

写真が嫌いで嫌がるのだけど、
横顔だけ端っこに入ってくれた。
撮ったのは16歳以来だそうで。
写真を見ればきっと寂しさも収まる。
と思ったのだけど、ますます募るだけだ。

次の日も会おうと誘われたのだけど、
急用が入ってダメになったと朝一番で電話がきた。
彼とは未来の約束はしないと心に決めていたので、
そんなにダメージはなかった。

こうして繰り返していくけれど
彼はあたしとの素敵な未来を話すけれど
……不安だよ

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